ストーリーを物語る数字

2017年8月

親愛なるロータリアンの皆さま、「ロータリーって何?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか。単純に思える問いでも、どう答えていいか戸惑ってしまうことはないですか。いつも明確に話せる人でも、ロータリーを成す要素を一言で言い表すことは難しいのではないでしょうか。

これまでロータリーは、その活動を理解してもらうのに困難を経験してきました。何をするかだけでなく、どうやって世界に貢献しているかを人びとに理解してもらうことに、いつも苦労してきました。

私は会計士なので、数字が大好きです。数字はどの言語にも通じます。そして言葉よりも効果的に複雑な情報を提供することができます。そこで、本ロータリー年度には、各クラブに2つの数字(人道的奉仕のために費やした現金・現物寄贈の金額、ロータリーの名のもとに行った活動時間数)をロータリー本部へ提出していただきたいのです。

この数字を有益な形で使えるように、正確な数字を提出してください。ですから、クラブが奉仕に費やすお金と時間を今から正確に記録してください。

クラブがこの情報を年度末に提供できる一番簡単な方法は、ロータリークラブ・セントラルからデータを毎月入力することです。このツールは、今までよりずっと使いやすくなりました。もし、インターネットへのアクセスが限られているなどの理由で、クラブを通じてロータリークラブ・セントラルにデータを入力できない場合は、地区ガバナーに連絡し、他の手段で提出できるようにしてください。

この作業の目的は、けっして最高額、最長時間数を目指すものではないことを強調させていただきます。これは競争や表彰のためでなければ、特定クラブからご報告いただいた数字を公に示すことでもありません。目標は、正確な信頼性の高い数字を、自信をもって公共イメージ活動、新会員入会資料、そしてパートナーに示すことです。各クラブで報告いただく数字は、「ロータリーって何?」、「ロータリーって何をするの?」といった質問への回答にも活用できるでしょう。

これらの数字で、ロータリーの価値をより多くの人に示すことができると強く信じています。この作業を土台として、より多くの人びとに、より多くの方法で、今まで以上に世界に変化をもたらすことができるでしょう。